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|イーサリアムって何?

ビットコインの次に有名な仮想通貨です。

では、そのイーサリアムはなんで高騰しているのでしょうか?

まず、イーサリアムは、

コントラクト(契約)を盛り込めることができる

分散アプリケーションプラットフォームを提供しています。

また余談ですが、イーサリアムとは、

正式には「イーサー(ether)」といいます。


ビットコインとの大きな違いは、

「スマーコントラクト」と呼ばれる、


「 契約の条件確認や履行までを自動的に強制させられる仕組み 」

の機能にあります。


スマートコントラクトというのは、日本語では、

「自力執行権のある契約」
と訳されます 。

この「契約も一緒に管理する」という部分が、

ビットコインとの一番大きな違いであり、

イーサリアムの一番の特徴になります。


|イーサリアムって事故なかった?


イーサリアムという名前を聞くと、

ハッカーがDAOを通じて、多額のイーサを盗んだ事件
を思い出すかもしれません。

このネガティブな背景から懸案されがちであり、

特に「ハードフォーク」などの観点でイーサリアムと

イーサムクラッシックに分かれた苦い思い出もあります。


それでも金融機関や各業界からの関心を集めているのは、

ビットコインによる送金よりもはるかに多くのことを

このブロックチェーン技術を持つイーサリアムが実現することに

あります。

提唱者らはイーサリアムの技術によって共通かつ分散型の方式で

より複雑な作業が可能になるため、ビジネスをする上で広く

アクセスしやすい仕組みになる可能性があると考えているところが
ポイントになります。


|イーサリアムへの注目度

仮想通貨の根幹となるブロックチェーン技術の一つである

「イーサリアム」の活用に共同で取り組む企業連合が強力です。

「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)」

の新たなメンバーとして、日本のトヨタ自動車と、

ドイツの医薬品メーカーのメルク、アメリカのステート・ストリート

などが加わったことが6月の大きな飛躍背景となりました。

アメリカの大手金融であるJPモルガン・チェース

言わずもかなのマイクロソフト、IBM

そして、イギリスのメジャー(国際石油資本)BP、

オランダのINGグループが既に参加しているEEAは、

イーサリアムのブロックチェーン技術を利用することで、

金融取引の迅速化やサプライチェーンの効率確保によるコスト削減

が可能かどうか共同研究する目的で発足しました。

ビットコインよりもはるかに複雑な活動に応用できると期待される

イーサリアムのブロックチェーン技術には、金融からヘルスケア

まで多くの業界が関心を寄せており、トヨタ自動車は、

自動運転車の開発や他の用途に役立てる研究を行うそうです。

これらから技術的信頼性と注目度が挙げられます。

そして、それら技術的サポートだけではなく、市場としての期待
も高いのがイーサリアムで目玉なのが、

ビットコインがなし得なかったETFにあります。


|イーサリアムETF?

ETF は、上場投資信託( Exchange Traded Fund )の略称です。


ETF が採用されると、投資商品を証券会社を通して株と同じように

取引できるということなります。

ETF には特徴があり、


「日経平均株価の動きに近い運用ができる」


「株式市場の平均点を狙える堅実な投資ができる」


「会社分析の手間が省ける」


「少額からの投資が可能」



などのメリットがあります。


今回、審査が開始されたイーサリアムのETFである


「 Etherindex Ether Trust 」は、

2016年7月に 米証券取引等監視委員会(SEC) に提出されたもので、



ウィンクルボス(Winklevoss)兄弟が提出しています


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出典:SEC Orders Review of Winklevoss Bitcoin ETF Rejection - CoinDesk


このウィンクルボス兄弟は、

Facebookの共同開発者としてクレジットも入っている人ですね。

このETF が承認されると、

イーサリアムのコントラクト機能を使い、投資家は必要な行政手続き

を経ずにスピーディに投資することができます。

SEC が今回のイーサリアムETF を承認するかどうかは

まだ分かりません。


ただ、ビットコインのときの申請と異なるのは、

ビットコイン(bitcoin)の否認された理由の1つだった、
管理の欠如というポイント(公平性に欠ける危険性)。

その点、イーサリアムは、ニューヨーク州金融サービス省で
規制されているようです。

こちらの規制は、SEC(米証券取引委員会)に良い印象を与える
可能性が高いと思われます。


イーサリアムの機能性と将来性を考えると承認される

可能性は少なからずありそうなので、

期待値から高騰していると言えます。



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